佐久間正英さん

音楽プロデューサーの佐久間正英さんが16日に亡くなられたとのことで、心よりご冥福をお祈りいたします。

ジュディマリBOØWYも、GLAYも知らないです。佐久間氏を知ったのは、ボーカロイド巡音ルカの曲がきっかけでした。

プロなのにボーカロイドの曲を作って発表してくれたので、少し注目していました。他のボカロPのことを、真面目に音楽を作っていると評価してくれたので、音楽と言うよりも、その人柄に段々惹かれていきました。

ツイッターでフォローして、時々ブログ見て、おやすみ音楽を毎日聴いていました。そして、知れば知るほどその人間性、物の考え方、音楽、音を作る事に対する真摯な姿勢、柔軟な物の考え方と行動力等に強く惹かれました。

何より、面白がって生きていることに驚かされました。エノキダケマイクなんて、プロの面子とかしがらみとか全然頓着しませんでしたね。良い物は良いと、素直に取り入れる。簡単に見えて本当はとても難しいことだと思います。

ガンであることを発表されて、ガンの治療ではなく、ギターが弾けないからと脳腫瘍の手術を受け、ライブをやって、初詣に行ったとツイッターに写真をアップされてました。最後まで佐久間さんらしい生き方でした。

心残りなのは、佐久間さんの遺産を受け継ぐ人がいないのではないか、というそれだけです。遺産というのはこの場合、お金ではなく、音楽プロデューサーとしての音作りやノウハウですね。ただ、ご自分でおっしゃっていたように、昔と違って今はCDにお金を掛けられなくなってしまったので、そういった技術ももう必要ないんでしょうか。